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フルデジタルアンプ サウンドデザイン SD05 [アンプ]

200903AUDIO.JPG

新たなアンプを迎えてオーディオシステムが完成しました!

フルデジタルアンプ  サウンドデザイン SD05
これが新たなメンバーです!


「え? どこのアンプ?」というのが一般的な反応だと思います。
私も去年まで知りませんでした(苦笑)。
簡単に言うと ひとりの「匠」な技術者によって一つ一つ仕上げられる
注文生産のオーディオアンプです。
かといって真空管をハンダ付けしているようなイメージとは真逆の
中身は最新のフルデジタルアンプ。
CDから入力したデジタル信号を「デジタルのまま」増幅する
俗に言う「パワーD/Aコンバーター」のタイプです。
負帰還(NFB)を全くかけない 「生」の信号でスピーカーを駆動する…
デジタルオーディオデバイス「S−master」を使って
この方式を高級フルデジタルオーディオアンプとして製品化しているのは
ソニーのTA−DR1(今はマイチェンでaタイプに)と
この SD05だけです。(たぶん)

実はこのアンプを手がけたのは まさにソニーでDR1を開発したその人!
石田さんは長年ソニーでオーディオ機器の開発をされていて
DR1開発後、独立し その経験と知識を活かして 
理想のアンプ SD05を作られました。
石田さんが長年ソニーで開発したオーディオ機器は まさに私の憧れの品ばかり。
そんな 石田さんがアンプを作って販売されているのを知った
昨年夏頃たまたまネットで。(2005年に発売されていたのに(笑))
ずっと興味を持ち続けていて ついに導入を決心したのです。

sd050903a.JPG

外観はごらんの様に 実にシンプル。
ツマミは入力セレクターとボリュームのみ。
CDの音をそのままスピーカーに送るという 
当たり前のことを確実におこなうだけの仕様です。
色つけのないクリアな音は ベールが一枚も二枚もはがれた音です。

先にやってきたスピーカー SS−AR2との相性も良いようで、
ボーカルの「子音」にも濁りがなく、音離れが良く
(これが音離れって言うんだと実感)、
実に闊達な美しい音を奏でています。
音が非常にクリアなため 「小さな音量でも良く聞こえる」という
不思議な気持ちにさせてくれます。
また その時のSNの良いことといったら♪
耳にもやさしいステキな時間が過ごせるのです。

その小音量の時に 音が全く「やせない」というスゴさ!
今までの「感覚」を吹き飛ばしてくれました。
普通(?)はボリュームを絞ると 低音・高音が聞きにくくなって
中音のみの「カシャカシャ」した音になるのに、
このアンプは「そのまま」のバランスで音量が小さくなります。
(だから普通「ラウドネス」スイッチがあったりするわけだし)
ホント 不思議だナー(笑)。

またフルデジタル制御なので 消費電力も少ない。
必要な時だけ必要なだけパワーを使う。
だから発熱もほとんど無い。
(ソニー製品は結構「熱く」なるのが多いですが(笑))
よって 完全密封のケースが「塊」としてセッティングの自由度も大きいし、
ノンフィードバックなのでスピーカーの「発電」も気にしなくて良いそうです。
神経質なマニアックな「作法」が無くても音楽を楽しめるアンプになってます。
(石田さんも「丈夫ですよ!」とニコニコしながら話されていました。)


ただし CDを「原音」とすると「完璧な原音再生」の SD05ですが
それゆえに物足りない人もいるでしょう。
「もっと濃い味付け」「もっと薄い味付け」を好む人は
そういう「演出」をするアンプの方が向いていると思います。
私の印象では 仲間を呼んで「ワイワイ」鳴らすのには もっと
「ドッカン☆」なシステムの方が向いていると感じました。
それはそれで 「あり!」なのが 「オーディオ趣味」なのですから。


SD05200903.JPG

ひとりでゆったりと音楽を楽しむ。そんなオーディオセットになりました。

私は趣味を 人に押しつけるのも、押しつけられるのもキライなので
「これしか無い!」とは言いませんし、人それぞれで良いと思います。
自分で自分の気に入るモノを探せばいいことですから。

でも、今の私は このシステムで「十分」です!
SS-AR2と共に 良い物に出会えて よかったぁ!! そんな気持ちです。



まぁ正直、ソニーファンなら「TA−DR1aを買えばいいじゃん」
と言うつっこみは 自分でもしましたが(笑)
「だって お値段半分以下なんだもん!」(^^;)
それに TA−DR1aにしたら iLink接続の
SCD−DR1もそろえないとダメだし・・・。
とてもとても そんなぁ(笑)。
でも それとは別に TC-R7-2やTC-K777などを手がけたエンジニアの方が
理想を求めた作品なら 
「それはぜひ使ってみたい」と思ったのも大きな動機です。
本気で憧れていましたから あの頃のソニーには。
今は今の良いところはたくさんあると思いますが
今のソニーにもそういう「心」をもっていて欲しいなぁと 思います。

まぁ 
心臓部の「S-mastar」はMADE IN SONYなので良し!ってことで(笑)。
(それじゃあ SUICAと同じじゃん(笑))


HPはこちら 有限会社サウンドデザイン


石田さんに恥ずかしながらこのブログをお教えしたところ、ご覧いただいて
「懐かしいですね。CF-1500の前の初ラジカセ1400も私が設計した製品でした。」
とのこと。(だいたいそんな話でした)
モノラルラジカセからフルデジタルアンプまでの進化に付いていかないと
一流のエンジニアにはなれないんだなぁ。

CDが出た時「これはコンピュータの勉強もしないとダメだぁ」と 
音響技術者の道を諦めた 理系落ちこぼれの私は正解だったかも(^^;)。
おかげで(?)ガンダムマンガを描けて
多くの読者に読んでもらえたので 今は十分ハッピーです♪

世の中なるようになるんだなぁ、と!(笑)

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